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せんぶつしょうにゅうどう


千仏鍾乳洞(せんぶつしょうにゅうどう)」はね、国指定(くにしてい)天然記念物(てんねんきねんぶつ)昭和(しょうわ)10年12月指定)。

福岡県(ふくおかけん)北九州市(きたきゅうしゅうし)小倉南区(こくらみなみく)平尾台(ひらおだい)にあるの。

洞内(どうない)四季(しき)(つう)じて気温(きおん)16()水温(すいおん)14度に(たも)たれている。らしい。

(なが)さは数千(すうせん)メートルに(たっ)すると言われているんだって。

一応(いちおう)ね、断面図(だんめんず)には1200メートル地点(ちてん)まで表示(ひょうじ)されているんだけど、

照明設備(しょうめいせつび)があるのは()(ぐち)から900メートル地点(ちてん)まで。

その(さき)()暗闇(くらやみ)

洞窟断面図(どうくつだんめんず)




ずっと姉夫婦(あねふうふ)(さそ)われていて、2009年の8月1日、ようやく(あし)(はこ)(なが)れを()たの。

で。

目的(もくてき)は。

900メートル地点を()えて1200メートルの最終地点(さいしゅうちてん)まで行き()くこと。

それでね、こんなアイテムまで用意(ようい)したの。

ヘッドライト

ヘッドライト。

姉夫婦は(すで)に1200メートル地点まで行ってるのだけど、

その経験(けいけん)によりヘッドライトの方が両手(りょうて)使(つか)えていいからって。

最初(さいしょ)決行日(けっこうび)は2009年の8月1日。

 平尾台(ひらおだい)(うつく)しい景色(けしき)感激(かんげき)して雄大(ゆうだい)大地(だいち)()()れして。

 そのあと「千仏鍾乳洞(せんぶつしょうにゅうどう)」へ出発(しゅっぱつ)したのね、。

 ワクワクしながら。

駐車場(ちゅしゃじょう)(くるま)()めて。

駐車場


そして坂道(さかみち)(くだ)ります。

ここから坂を下ります

坂道 緑道 竹林
坂道が(つづ)くので(つえ)()いてあります 左脇(ひだりがわ)には階段(かいだん)もあります (うつく)しい竹林(ちくりん)

入洞(にゅうどう)時間(じかん)は平日9:00〜17:00/土日祝日09:00〜18:00

カルストまんじゅうが売られている チケット売り場 いよいよ鍾乳洞へ..
見えてきました 大人(おとな)は800円 この階段(かいだん)を上がります

入り口から480メートル地点からは(なが)れる清水(しみず)(あし)をつかりながら(ある)(ため)

水に(つか)かってもいいように()き物は無料(むりょう)()しだしてくれています。

ロッカーがあるので、手荷物(てにもつ)()いて行けます。

ここが入り口。

洞窟入り口 洞窟入り口 小さな神棚
洞内(どうない)入り口..画像(がぞう)(くら)いね さぁ、中へ入ります 入ってすぐ左側(ひだりがわ)


洞内を流れる清水(しみず)(つめ)たくて、()れるように(いた)みを(かん)じます。

最初はこの冷たさに()えられるのだろうか..と、まるで何かの修行(しゅぎょう)かと思いました(笑)

でも、人体(じんたい)というのは素晴(すば)らしいもので、気付(きづ)いたら()れてるんですよね..。

な、慣れるんだぁ..って歩いてるうちにビックリ(感心(かんしん))しました!

それでは、

洞内(どうない)をお(たの)しみ下さい。

入ってすぐはこんな感じです 洞内は広く道も歩きやすい

前半、洞内は広くてとても歩きやすいです。

フラッシュ撮影したもの フラッシュを使わなかったもの

左はフラッシュ撮影(さつえい)したもの、右はフラッシュを使(つか)わなかったもの。

(おな)場所(ばしょ)ですが、肉眼(にくがん)で見た色に(ごく)(ちか)いのは右の方です。(参考(さんこう)までに)

ここはひとりずつ通ります 水の流れはかなり早かったた

道はかなり(ほそ)いですが、ここを歩きます。水の流れもけっこう(はや)いです。

照明に照らされて明るいです 神秘的ですね..

これまでの道中(どうちゅう)で、すでに(ひざ)まで水に()かっています。

ここも、ジャブジャブと水の中を行きます この頃には水の冷たさにも慣れています

この(ころ)にはもう、水の(つめ)たさにも()れています。

この先もまだ少し、照明はあります

()(かえ)してください”とありますが。まだ、あと(すこ)しフツーに行けます。

実際(じっさい)照明(しょうめい)はここで()わりではないです。

電気照明ここまで

(さら)(さき)(すす)んで、「電気照明(でんきしょうめい)ここまで」の(ふだ)が出た地点で、本当(ほんとう)に照明は終わりです。

ここからは照明はもうありません

この先は完全(かんぜん)()暗闇(くらやみ)です。


さて。

ここまでが通常(つうじょう)のコースです。

大抵(たいてい)の人はここで引き返します(()たり(まえ))。

今回(こんかい)は、ここでヘッドライトを()けて

入り口から1200メートル地点まで行こうというのが目的(もくてき)です。

さて、(ある)(はじ)めます。

ヘッドライトの()かりでフラッシュを使(つか)わずに撮影(さつえい)してみました。

持参したライトがなければ暗闇です

ね?もう暗闇(くらやみ)でしょ?

でも、肉眼(にくがん)ではもっと(あか)るく()らし出されますので歩行(ほこう)支障(ししょう)はありません。

けど、これでは画像(がぞう)確認(かくにん)できないのでフラッシュ撮影しました。

(この日は姉夫婦(あねふうふ)防水(ぼうすい)カメラを()りてたの)


背の高いトンネルが続きます       更に幅の狭い場所が続きます

フラッシュで明るく(うつ)ってるけど、

自分たちで用意(ようい)してこなければ、実際(じっさい)には照明(しょうめい)はないからねっ。


奥をくぐり抜ける

(おく)(せま)いところ、見えるでしょ?

ここをくぐるの。

ここをくぐったら...


体を横にして、ひとりずつ通ります

人がひとり(とお)れるくらいの(せま)い場所に(つづ)いていて。

ここを()けると...


上から水しぶき!

多分(たぶん)ここは断面図(だんめんず)で記されている第一(だいいち)(たき)?(不確(ふたし)かです)のところだと思うのですが..。

滝に()たれながら奥の(ほそ)(あな)をくぐり抜けると..


この場所で断念しました!

こんなことになってるの(冷汗(ひやあせ))。

天井(てんじょう)(ひく)い上に水位(すいい)はかなりあるんですよ?

しかもその状態(じょうたい)がしばらく(つづ)くらしいんです。

(ひく)()をかがめてどっぷり水に()かりながら行くしかないんだけど..。

(じつ)はこの日、私はこの地点で恐怖(きょうふ)のあまり先へ行くのを断念(だんねん)してしまいました。

ここまではね、大丈夫(だいじょうぶ)だったの。

でも。

この場所を見たとたん、

(はら)(そこ)から「はぁぁぁ?..」ってなったの。


.....。

はぁ?


こ、この先を行くってどういうこと?

(なん)意味(いみ)で?

(だれ)が?

いっ..意味がわからない..。


すぐ(うし)ろから「どうする?」と姉夫婦(あねふうふ)(こえ)をかけられて。

ど、どうする?って..

「え?...意味がわからない」

「ここを行くってどういうこと?」

「ありえない」

などの言葉(ことば)何度(なんど)(はっ)しながら

()(かえ)そうとしては、その場所をもう一度(いちど)(のぞ)いて..

やっぱり(こわ)くて(もど)るという行動(こうどう)を3回ぐらいして..。


無理(ムリ)


と、言うわけでこの日の冒険(ぼうけん)はここまでで終了(しゅうりょう)しました。

あのね、行ってみればきっと理解(りかい)してもらえる?と思うんだけど、

まともな(おそ)ろしさじゃなかったんだって!

私には。ほぼパーフェクトな恐怖(きょうふ)だった。

(だれ)(なん)のために(なに)面白(おもしろ)くてこの先を行こうとするのかわからないって本気(ほんき)で思ったの。

本当に、これまで私の感じた恐怖レベルとしては未体験(みたいけん)のものだった。

だって、本当に。

どうしても行けなかったんです。

足がとまってしまって。


姉夫婦には。

「ふうん..せっかく来たのに」と言われたけど、

そんな言葉にはビクともしないほど(こわ)かった。

けどね、(あね)があとから言うには。

内心(ないしん)、私が「行く」って言ったらどうしよう..って思うほど姉も恐かったんだって。

連日(れんじつ)(あめ)(つづ)いていたこともあるのか(この日は(くも)(ぞら)でした)

普段(ふだん)より(みず)かさが()してるって(かん)じてたらしいの。

私も(なん)となく自然界(しぜんかい)のコンディションがあまり良くないような気がしていたので、

その(こと)手伝(てつだ)って「絶対無理(ぜったいむり)」という気持(きも)ちになったのです。


でも。

(かえ)りの車の中で

「(自然界の)コンディションがいい時にまた来る!」という私に

姉のパートナーから

「じゃ、その時は知民(さとみ)さん最後(さいご)まで先頭(せんとう)ね」と言われ、

「もちろん!!!」とやがて来る(さい)チャレンジに向けて覚悟(かくご)()める私だったの。


で。

それからどうなったか?


結果(けっか)から言うと。

8月29日に「成功(せいこう)」したの!

もちろん、先頭(せんとう)で!

最後(さいご)の最後まで行き()いたよっ!





ところで?

あぁ、その質問(しつもん)ねっ。

あんなに恐かったのに、何故(なぜ)(さい)チャレンジしようと思ったのか?

それはね、

もう10年以上(いじょう)も前(またはもっともっと(むかし))から

この肝試(きもだめ)し?(冒険(ぼうけん))は(おこな)われているみたいなんですよ。

それに。

実際(じっさい)に行ってる人は(姉夫婦も(ふく)め)何人(なんにん)もいるわけですよ。

だったら。

今回私が感じた「恐怖心(きょうふしん)」は

()()えられる”

たぐいのものだと思ったからです。

それで。

この時感じた恐怖心を、

これからの人生(じんせい)未知(みち)未来(みらい))に(たい)する(おそ)れの象徴(しょうちょう)として(とら)えることにしたの。

まだ見ぬ(あたら)しい未来の(ため)に。

だから。

どれほど(おそ)ろしくても

覚悟(かくご)と思い切り次第(しだい)で「(かなら)ず」越えられる恐怖心だと(しん)じていたの。


ちなみに。

最後どうなってるか見る?

8月29日に(さい)チャレンジした時に防水(ぼうすい)カメラで()って来たの。

ラスト!ひとまずは最後の空洞です

こんな感じ。

(下の方から天井(てんじょう)(うつ)しています)

わりと(ひろ)めのスペースになっていて、立っても天井は(たか)い。


入って左側の、奥のスペースに続く穴    私の体格でなら、この穴のすぐ裏までは行けました

で、入って左側(ひだりがわ)のこの中が最後の最後かと思って、

(からだ)(はい)るところまで入ってみたの。


「ここまで来た」の印に貼り付けられたチケット

白い(かみ)は何かって言うとね、「千仏鍾乳洞(せんぶつしょうにゅうどう)」のチケットなんだけど

ここにたどり()いた人達(ひとたち)()()けて行くんだって。


貼り付けられたチケットは時間と共に溶けるようです

貼り付けても、こんなふうに最終的(さいしゅうてき)には()けちゃうみたいです。


そうこうしているうちに姉のパートナーが辿(たど)りついて(おし)えてくれたんですけど、

最後の最後はこの場所に入って右下(みぎした)()いてる(あな)をくぐるとこまでだったの。


入って右下の穴、ここを抜けたら「最後まで行った」ことになる

これが、その穴。

なんですって!

と思ったけど、ここまで来たらもう行くしかない。

「最後まで行く」という目標(もくひょう)があったので。

もう、無我夢中(むがむちゅう)で。

で、(かんが)える()もなくサカサカと()って()こうに()けたの。

ここは()べたに手をついて()そべるような体制(たいせい)でないと抜けられない。

()う時に体が水につかった時は、かなりの(つめ)たさと(さむ)さを感じていた)

中は(せま)いんだけど立てるスペースはあって、

水が流れている(ほそ)いトンネルが左側(ひだりがわ)に見えたんだけど。

この時点(じてん)(はや)(かえ)ってくるようにと、穴の(そと)から(こえ)がかかったので

よく(たし)かめる()もなく穴の外へ()い出ました。

事実(じじつ)、これ以上(いじょう)無理(むり)というより「ダメ」、行ってはいけない。

断面図(だんめんず)()っているのはこのあたりまでですからね。

そんなふうに。

(なつ)()わりに(すべ)()みのタイミングで目標(もくひょう)(私にとっては恐怖心(きょうふしん)超越(ちょうえつ)

達成(たっせい)した私には言葉にならない安堵感(あんどかん)満足感(まんぞくかん)がありました。

断念(だんねん)した自分のままなのと、達成した自分を体験(たいけん)する(()る)のとでは、

これから来る未来(みらい)の何かが大きくあからさまに(ちが)っていただろうと、今でもつくづくと思う。



(たし)かに大げさな表現(ひょうげん)だけど(笑)

でもそれほど、本物(ほんもの)(こわ)かったんだってば。


本当に、最後まで行けてよかったなぁ..。


【20090906/02:02】


この内容ははブログ「知民の表現」の記事と連携しています。

興味のある方は、ブログの「千仏鍾乳洞」も合わせてご覧ください♪

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