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タクシー
2008年6月20日。

渋谷(しぶや)友人(ゆうじん)とランチをして。

(よる)三軒茶屋(さんげぢゃや)()()わせ。


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滞在先(たいざいさき)赤坂(あかさか)のウィークリーマンション。

最寄(もよ)(えき)は「赤坂見附(あかさかみつけ)」。

地図(ちず)を見たら距離的(きょりてき)(ある)けそうだったから、明治神宮(めいじじんぐう)まで歩いてみた。

距離(きょり)往復(おうふく)時間(じかん)(じゃく)

かつて三軒茶屋に()んでいた(とき)にもよく明治神宮まで歩いて散歩(さんぽ)をしていたから、

赤坂見附からの距離(きょり)だとどうなのかも()りたくて。

実際(じっさい)、赤坂見附から歩く(ほう)が三軒茶屋からよりも若干(じゃっかん)(はや)かった((ちか)かった)。

この結果(けっか)満足(まんぞく)した私は、滞在中(たいざいちゅう)何度(なんど)かこの距離((およ)び渋谷まで)を歩いた。

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渋谷(しぶや)でランチをした(あと)は、夜の約束(やくそく)まで随分(ずいぶん)時間(じかん)があったので。

せっかくなので「世田谷観音(せたがやかんのん)」まで(あし)(はこ)んでみる(こと)にした。


「世田谷観音」もかつての散歩(さんぽ)コースのひとつだった。

最寄(もよ)(えき)は「池尻大橋(いけじりおおはし)」。

でも。

わざわざ三軒茶屋から歩いたの。

かつての散歩コースだから。

「世田谷観音」は当時(とうじ)池尻(いけじり)エリアにお()まいの(かた)(おそ)わったんです。

その方のお()に入りの場所(ばしょ)で、一度(いちど)案内(あんない)して(いただ)いて以来(いらい)、私の散歩コースの仲間入(なかまい)り。

閑静(かんせい)環境(かんきょう)道沿(みちぞ)いに「世田谷観音(せたがやかんのん)」は()り、

(なつ)かしい気持(きも)ちで敷地(しきち)(はい)りながら、

フッと、(つよ)存在感(そんざいかん)(かん)じてエネルギーに()かれ視線(しせん)(うつ)した。

前方(ぜんぽう)(もん)中央(ちゅうおう)に見たことのない(はな)(はち)()えて()いてあった。

一房(ひとふさ)だけ、大きな花のかたまりがズンと前に()れていて威風堂々(いふうどうどう)としている。

スゴい存在感(そんざいかん)だなぁ..。

(おも)いながら近付(ちかづ)いて、(かお)りがあるのかな?と思って(かお)(ちか)づけてみた。

あ。香りはしないんだ..。

などと思いながら(さき)(すす)もうとした(とき)

(めずら)しいでしょう?」と(こえ)をかけられた。

その方向(ほうこう)を見ると庭仕事(にわしごと)をしてしゃがんでいた、(多分(たぶん)住職(じゅうしょく)だった。

私の様子(ようす)(なが)めていらっしゃった(よう)で(笑)

「そうですね(笑)見たことなかったから..香りがあるのかな?と思ったんですけど..」

紫陽花(あじさい)なんですよ」

「あ。そうなんですか?(紫陽花なんだぁ〜)」

「カシワバ紫陽花(あじさい)って言うんですよ。(ちい)さな花がたくさん(あつ)まって大きく前に()れているので、

商売繁盛(しょうばいはんじょう)の花と言われているんですよ」

「へぇ〜♪そうなんですね(ニコリ)」

そんな、何てことない(ひと)コマだったけど、印象深(いんしょうぶか)出来事(できごと)だった。





さて。

(よる)になって。

かつて()んでいた(とき)何度(なんど)(あし)(はこ)んだ、2(かい)()ての小さなイタリアンレストランへ。

ずいぶん(ひさ)しぶり。


(みせ)のご主人(しゅじん)(いわ)く、「三軒茶屋(さんげんぢゃや)()らした人は、よそへ行っても(もど)って()る人が(おお)いですよ」って。

やっぱり三軒茶屋がいいって、戻って来るって。

時々(ときどき)(あるじ)会話(かいわ)をしながらの知己(ちき)との(たの)しい時間(じかん)()ごして。

出口(でぐち)()かいながら「ごちそうさまでした」と言った瞬間(しゅんかん)

「また明日(あした)」と、(あるじ)


()()った。

そのセリフ(笑)

「また明日」かぁぁ。。。




その日はそれで()わらなかった。

それから「カラオケ」。

今の私の雰囲気(ふんいき)なら、(うた)ったりしない(かん)じだと思うんだけど(笑)

学生時代(がくせいじだい)はほぼ毎日(まいにち)(よう)学校(がっこう)帰りに通ってた。

まだ、今では定番(ていばん)のルーム(がた)カラオケボックスとか東京(とうきょう)には()かった。

ボーリング(じょう)()いたスペースに(ひろ)めの電話(でんわ)ボックスみたいなのがあって。

料金(りょうきん)とかまで(おぼ)えてないけど..もうほんとうに、毎日(かよ)ってた。

専門学校(せんもんがっこう)甲州街道(こうしゅうかいどう)沿()いで、最寄(もよ)(えき)は「新宿(しんじゅく)」だったので。

当時(とうじ)放課後活動(ほうかごかつどう)エリアの中心(ちゅうしん)は「新宿」。

この時通ってたカラオケボックスは歌舞伎町(かぶきちょう)にあって、

「新宿コマ劇場(げきじょう)()かい((なら)び?だったかな..)のボーリング(じょう)の中だった。

二人(ふたり)とかで行って、その中で(うた)うの(笑)でもそれは練習(れんしゅう)

本番(ほんばん)はカラオケの()いてあるお(みせ)とかだったなぁ、あの(ころ)は。

里帰(さとがえ)りした(さい)豪華(ごうか)なルーム(がた)カラオケボックスを()ってビックリしたのを(おぼ)えてる。

地方(ちほう)(ほう)(はや)かったんですよね、そういうのは。

最近(さいきん)はほとんど機会(きかい)がないけど、この日は(ひさ)しぶりに。


でも。


そんな(こと)してるから。

(おそ)くなった。

午前(ごぜん)1時半(いちじはん)くらいだったと思う。

この時間だと、タクシーだよね。

タクシーは、(むかし)からずっと苦手(にがて)

(つた)えようにも(みち)方向(ほうこう))が()からないし、(とお)りの名前(なまえ)とか覚えてないし。

気分的(きぶんてき)にも電車(でんしゃ)かバスで(かえ)れる時間で()り上げるのが必須(ひっす)だし、

普段(ふだん)からそんなふうに(こころ)がけていたのだけど。

今日のような日は仕方(しかた)がない。

あぁ。。(いや)だなぁ。。タクシー。

どの道使(つか)うかとか()かれるんでしょ?

「○○通りでいいですか?」とか。

とにかく私は、どこに何年()らしてもまともに道や通りの名前を覚えない。

人に道を説明(せつめい)するなど、私には大難題(だいなんだい)

だから。ひとりでタクシーに()る事は出来るだけ()けている。

代行(だいこう)タクシーも(おな)じ。タクシーは苦手(にがて)


友人とは方向が(ちが)うから、それぞれに乗らないと....


あ。()て!

大丈夫(だいじょうぶ)今回(こんかい)歩いてるでしょ?何度(なんど)か。

赤坂見附(あかさかみつけ)から渋谷(しぶや)まで歩いたし、三軒茶屋(さんげんぢゃや)から渋谷はかつてのお散歩道(さんぽみち)だし。

ヨカッタ♪今日のルートなら、分かるかも。

で。

知己(ちき)(わか)れてタクシーに乗り()む。




そうそう、どうでもない話なんだけど、ボーリング場にあるカラオケボックスに(かよ)ってた(ころ)

友人が鈴木聖美(すずききよみ)さんの「TAXI(タクシー)」を(うた)ったんですよね、

私はその(きょく)知らなくて、「いい曲だね!」って言ってたら「(おし)えてあげるよ」って。

彼女(かのじょ)は2(さい)年上(としうえ)のクラスメイト(専門学校(せんもんがっこう)だったので年齢(ねんれい)はいろいろ)で、

その日以来(いらい)放課後(ほうかご)二人で連日(れんじつ)通いまくって、彼女から「TAXI(タクシー)」の特訓(とっくん)?を()けた。

「あ、そこはね、いったん切らないでそのまま歌詞(かし)(つづ)けて歌うんだよ」とか、

見本(みほん)」で歌ってもらいながら、けっこう(こま)かく指導(しどう)を受けてた(笑)

結局(けっきょく)、私はオリジナルをしらないまま彼女の歌う「TAXI(タクシー)」を(おぼ)えた。

ずっと、知らないまま。

ずいぶん後になってからオリジナルを()いた時、

え!そうなの!?ぜんぜん、空気(くうき)(ちが)くない!?ってビックリした(笑)

メロディとか。音程(おんてい)は合ってるんですけど、雰囲気(ふんいき)が...。

いいとか(わる)いとかじゃなくてねっ♪

だから私の「TAXI(タクシー)」は。この時の友人の歌い方がベースになっている。




(ふたた)び、6月20日..いや、日付(ひづけ)()わって21日の深夜(しんや)へ。

タクシーに()()み、「赤坂見附(あかさかみつけ)(えき)までお(ねが)いします」って。

(あん)(じょう)、どの道で行くかルートの確認(かくにん)をされたけど、歩いててヨカッタ。

この日はちゃんと(つた)えられた。


タクシーの運転士(うんてんし)と、自然(しぜん)会話(かいわ)発生(はっせい)する。

こんな時は、どんなテーマで会話が(なが)れるのか興味(きょうみ)(ぶか)い。


その日は。

()()げ」の話だった。

たくさん、乗り逃げの話を教えてくれた。

同僚(どうりょう)体験(たいけん)やご自身(じしん)の体験。

(おお)いんだって、「乗り逃げ」。

ポカンと口が(ひら)くような話がたくさんあった。


「そんな時、料金(りょうきん)とかどうなるんですか?」

警察(けいさつ)被害届(ひがいとどけ)を出すけど、自腹(じばら)()るしかないときもありますよ」


(おど)されたり、ケイタイ使って演技(えんぎ)したり、相手(あいて)様々(さまざま)手口(てぐち)を使うけど、

新人(しんじん)(ころ)は分からなかったけど、今では空気で(さっ)する事が出来る様になったって。

けど、“この客はやばい(乗り逃げする)”って分かっていても、

(まん)が一の事とかが(あたま)をよぎって(だま)って(だま)されるしかない時もあるって。

「万が一」って言うのは、指摘(してき)して()されたりしたらどうしよう、とか。


「そんな経験(けいけん)を何度も()(かえ)すと、人を(しん)じられなくなりますよ」と、

(わら)いながら運転士が言う。

「そうですよね..それでも()()るなら相当(そうとう)なパワーがいりますよね..」


まるでちょっとした知人同士(ちじんどうし)の様に会話をしながら。

タクシーは赤坂見附(あかさかみつけ)の駅に到着(とうちゃく)した。

「こちら(がわ)大丈夫(だいじょうぶ)ですか?」

...そこが「どちら側」か分からなかったけど、駅であることは(たし)かだったので。

「大丈夫です!」と(こた)えた。

()(ぎわ)に。

「人を信じられる世の中になるといいですね」と言う運転士の言葉(ことば)

「そうですね(ニコリ)」と答え、お(れい)を言って外へ出る。

今日は。

ちょっとした会話が印象(いんしょう)(ぶか)い日だなぁ。。

世田谷観音(せたがやかんのん)」でも、「イタリアンレストラン」でも、「TAXI」でも。

運転士の波動(はどう)は、本当に「(何かを)信じたい」と(ねが)っている様子(ようす)だった。


()りてみたら、方角(ほうがく)は分かった。マンションまではすぐ。





ケイタイに。

ちゃんと道が言えたか、帰り()いたかどうかと知己(ちき)からメールが入っていた。

万事順調(ばんじじゅんちょう)で、運転士がいい人だったよと返信(へんしん)したら、

“こっちは(きゅう)ブレーキの多いアグレッシブな運転士だった”との返信。

タクシーも運転士でいろいろ(ちが)うよね、って。

うん、タクシーはその日のドラマの一部(いちぶ)だよなぁ..。


【20081013/20:18】







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