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君がこの次元を去ったあとの
息の根が止まるような悲しみを
ぼくはまだ感じている。
ここを去ることになると悟った時。
君も辛かったろう
愛する人達を残して行くこと。
辛かったと思うんだ。
ここを去る事が
誰かの痛みにつながること。
「悲しまないでね」
わかってる。
けど。
ぼくの心は聞き分けがないから
悲しまずにはいられないのさ。
でも君なら。
そんなぼくを簡単に許してくれる。
だからぼくは
それに甘えて 涙をがまんしないんだ。
君がこの次元を去っても
ぼくが生きている現象は
がんばりとかじゃない。
魔法なんだ。
もしかすると その魔法は
君がかけたのかな。
魔法以外に。
ぼくが生きて生活出来る方法なんて
思いつかないもの。
喉が切れるまで悲鳴をあげたかった。
だけど 我慢できたよ。
ご近所があるとか 家族に心配をかけるとか
そんなことを思いついて
それを我慢できたんだ。
そしてその時。
ぼくは狂ってはいないようだと 少し、安心した。
「無理しないでね」
わかってる。
けど。
ぼくの心は強情だから
無理をせずにはいられないのさ。
でも君なら。
そんなぼくを きっと許してくれる。
だからぼくは
それに甘えて もう少しだけ無理をする。
君が傍にいることを知らせるSIGNには。
大丈夫、ちゃんと気付いてる。
手に負えないのは
ぼくが掴んで離そうとしない 孤独というわがままなんだ。
あとどのくらい このわがままを貫いたら。
ぼくは愛に望むだろうか。
この寂しさから救われたいと。
【20080723/23:23】

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